社長ご挨拶


■経営方針について


経営方針:

高品質、毎日低価格(再挑戦)


かねてより掲げていた経営方針へ再挑戦中です。

 平成24年6月~28年の約4年間この経営方針を下ろした経緯があります。当時競合店が出店し価格競争が激化、これ以上の価格競争は会社が疲弊し体力を削ぎ不毛の戦いになると判断しました。価格競争を止め、品質や品揃えを中心に商品にこだわりカテゴリーに特化し奥深く掘り下げて行く事に重点をおく政策に切り替えました。例えばこだわりのドレッシング、こだわりのワイン、こだわりのチーズを全面に出しました。4年間の結果は来店客数が落ち決して良い結果には結びつきませんでした。

 地域のお客様は何を求めているのか、再度勉強し検証する期間であったと捉えています。今一度、「売れるものを売れる値段で売る」「お客様のほしいものがほしい値段である」 「お客様がほしい時にほしいものがある」という原点に立ち返ってみると、突き詰めて行けば経営方針は再度「高品質、毎日低価格」であるべきとし、平成29年1月から再挑戦する事としました。当社のような中小企業では大手Eグループ等の価格攻勢にはかないません。しかしながらお客様の立場になれば同じ商品であれば安い方がいいに決まっている。スーパーマーケットを運営し店を開いている以上はここからは逃れられない。逃げていた4年間をつくづく反省し、これを教訓としています。スーパーマーケット=(品質訴求+価格訴求+量販)であるべきだと身を持って経験した4年間でした。品質訴求=良い品質のものを、価格訴求=毎日競合店より1円でも安く、量販=売り続ける、事を「高品質、毎日低価格」という言葉に凝縮させ運営して行く事が私達の使命と再認識し再スタートしております。当社は中小企業ではありますが価格競争には怯まず、喜んで参入し、儲けにこだわり過ぎず、お客様の立場に立った価格設定をし、そして地域のお客様にあった品質の良い商品を提供し続ける事を経営方針としております。

 各店にお客様のご意見BOXがあります。ご要望、ご意見があれば所定の用紙にご記入頂き何なりと御申し付け下さいませ。お客様のお声が頼りです。疑問質問、お叱りのお言葉、厳しいご意見、お褒めのお言葉まですべてを受け止めます。担当者、店長、私(社長)まですべて目を通し改善に繋げます。

■当社の今後の課題


① MD(商品政策)について

 生鮮(青果、鮮魚、精肉、総菜、寿司)部門が一番の競合他社との差別化できる部門です。 まだまだお客様に満足して頂くようなところまでは至っていません。新バイパス店においては精肉部門中心にご支持頂いておりますが、各店各部門競合店より劣っている商品があり、経営方針に従って引き続き改善に努めます。一般食品、デイリー(日配品)、酒類については大手NB商品やメーカー品であり同じ商品であるならば競合店より1円でも安くご提供できるようにしています。


② 人材について

 当社のみならず社会問題です。慢性的な人手不足です。若い人たちの力が必要です。しかしながら若手が定着しません。土日祭日、盆、暮れが稼ぎ時のスーパーマーケットです。若い人からは敬遠されがちな業種なのでしょう。しかし当社にはそれを上回る魅力、条件が不足しているのかどうか、謙虚に受け止めるところは受け止め、改善すべきは改善し、乗り越えていかなければならない大きな問題です。外国人技能実習制度を利用し約30人弱の実習生を受け入れております。発展途上国からの受入れで外国人ではありますが同じ目線で同僚として接し、日本文化にも溶け込みながら楽しく活動しております。毎年の能代の花火大会には全員を連れて行き大変喜んでおります。このように地域にもなじんで頂き御縁あってはるばる東南アジアから来て頂いた実習生の皆さんとの交流も社内的には貴重なものとなっております。
 機械化、省力化、作業のセンター化等で人手を補うのも限界があります。当社が出来る事は、地域の人々の暮らしを食生活を通して支えていく事です。その事が微力ではありますが、地域の人々が安心して生活する事につながると考えております。「地域を支え、地域に支えられる店である事」という当社の企業理念に基づき地域に必要とされる店である事が人材不足の改善につながるものと考え運営して参ります。


③ 商業環境と数字について

 人口減、高齢化、人材の流出 → 「縮小社会」の中で、さらに同業他社の競合+異業種(ドラック・コンビニ)の競合が激化しており、縮む商圏にオーバーストア状態であるのが当地の商業環境であると考えております。予算比は?前年比は?粗利益は?経営する上で数字は重要です。しかし現実このような環境の中では「頑張っても頑張っても結果が出ない」事がほとんどです。担当者に、それを強いるのは酷な話しです。会社の決算は一年単位ですから、年次で結果が必要ですが「頑張り方」は年次では計れません。重要なのは頑張っても結果が出ない時、何故駄目だったのかを検証し間違っていれば軌道修正を、頑張り方が合っていれば結果がでなくても継続する事です。今の商業環境では、いつか必ず到達する結果のために「耐えて継続していく力」が必要だと思います。年次の短期的な決算と従業員の皆さんが一生懸命頑張る事は別物にして経営方針に合致した数字づくりをして行きます。




株式会社テラタ
代表取締役社長 寺田雅彦